島根県立松江南高等学校

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中学生のみなさんの「?」にお答えします その③

探究科学科 中学生のみなさんの「?」にお答えします その③

「?」その1 「『探究科学科』は探究学習に重点を置いている」ということですが、それはどういうことですか。

探究科学科の特徴はいろいろありますが、自分の興味や関心から発見した「課題」について研究したり、問題を解決するために行動したり、新しい「わくわく」を生み出したりするための授業の時間が充実しています。

1,2年生の時には週に2時間ずつ行います。(普通科は1時間で取り組みます。)現在の理数科の「課題研究」(現在は週1時間です。)を進化・発展させていきます。時間が充実している分、じっくり研究を深めることができます。

 

「?」その2 授業のなかでそれができるのは楽しいですね。どのようなテーマで研究していくのですか?

テーマは、みなさんの興味や関心から決めていくことができますよ。

ちなみに、今年度の理数科の研究テーマは「『金属のさび』のなぞ」、「しじみで水質を浄化させよう!」、「強くて硬くて…でも加工がしやすい金属が作れるか?」「髪の毛の科学」などなどです。

大学の先生方に直接指導をうけられる機会もあり、テーマによっては海外の大学や高校ともつながることができますよ。

 

「?」その3 人文社会科学科の研究はどのようなことができるのでしょうか。

現在の普通科の文系の生徒たちの研究テーマを例にあげると、「外国の人たちも日本の人たちも…だれもが幸せに暮らせるまちづくりとは?」「地域の交通イノベーション(技術革新)」「いろいろな環境の子供たちの学びを支えるために」などです。

探究科学科の特徴は「文理融合」でしたね。

現在の普通科の文系の生徒たちが感じているような課題の解決に、実は理系分野の知識や発想、科学技術がとても役立ちます。「理数科学科」「人文社会科学科」の生徒が力を合わせてこのような課題に取り組み、社会に新しい「ワクワク」を生み出す研究を進めていけるのが、この「探究科学科」の大きな特徴です。

そして、南高の「文理融合」ためのポイントはずばり「データ」!
「データ」をしっかりと分析し、それをもとに考えを深めて社会の現状を把握し、そのうえで未来を予想して自分の意思を決定して行動につなげていく。

文系的な力も理系的な力も両方が必要となる、「データサイエンス」の力です。

 

スマートフォンが社会に普及し始めて10年がたちました。個人の行動の履歴がデータとして大量に蓄積されています。現在はこれらのデータが「価値ある資源」として活用され、さまざまなサービスが世の中に生み出されています。

それだけに「データ」を有効に活用できる力が注目されており、新しい学問分野ではありますが大学等でもこのデータサイエンスに関する学部が増えてきています。

南高ではこの「データサイエンス」の視点をキーワードにしながら、文理融合の研究を進めていきます。