松江商工会議所会頭 田部長右衛門さんの講演会を開催しました
講演会
２０２０年１０月９日（金）
２年生のRAP応用の授業の一環として、地域のリーダーにお話を伺う講演会を開催しました。講師は昨年日本で最年少の商工会議所会頭に就任された田部長右衛門さんです。田部さんは島根県に生まれ、東京で大学をご卒業後、フジテレビに入社されて海外特派員として世界の多くの国を訪れられ、地元に帰郷されて企業のトップとして地域振興に尽くしてこられました。そのご経験から、地域の未来や南高の生徒に期待すること、励ましのお言葉などをいただきました。
講演会のなかで田部さんは、島根の現状に危機感を抱き、その危機感が地域のためにアクションを起こす原動力になっていると述べられました。そして南高生には、ぜひ一度地域の外へ出て、可能ならば海外を訪れて、島根がいかに素晴らしい場所かを実感してほしいとお話されました。また、小さな挫折を繰り返すことのメリットや、現地を自ら訪れて「あたりまえのことがあたりまえではない」という感覚を持つことの重要性についても強調されていました。
様々なエピソードを交えた７０分間のトークはライブ感覚あふれるもので、生徒も教員もすっかり魅了されました。生徒の多くはとても熱心にメモをとっていました。生徒からは「島根がヤバいとは具体的にどのようなことか」「危機感をもつとはどのようなことか」「SNSが普及した現在におけるリアルとは」といった質問が活発に出されました。
巨視的な視野から地域の問題を捉え、地域のリーダーとして実際に島根を牽引している方からのお話は、生徒の探究活動やこれからの進路探究に大いに役立つと実感されました。
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