島根県立松江南高等学校

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RAP基礎(1年生)「SDGs×データサイエンス」(探究活動講演会)

「データを活用し地域や世界の課題を発見する」という講演を行いました

2020年6月23日(火)

 

7限の1年RAP基礎では、島根県立大学総合政策学部の豊田知世先生(環境経済学)をお招きして、「SDGsの視点・枠組から地域や世界の課題を発見する」という講演を行いました。

 

これまで1年生は、SDGs(持続可能な開発目標)について知り、SDGsの枠組みを参考にして自分なりの探究テーマを設定し、データを調べる活動を行ってきました。
しかし探究活動を初めて行う生徒も多く、また探究を行う際に何を深めるために、どのようなデータを調べればよいのか、というような点についてはまだ手探りの状態でした。

 

そこで今回、豊田先生に、SDGsと日本や世界の課題をどのように結びつけて考えればよいのかについて、実例を交えてお話し頂き、特に以下のことについて教えて頂きました。

 

①「バックキャスティング」
(まず10年後の理想的な社会を思い浮かべ、次にその未来像を実現するためにやるべきことを企画・実行する)という考え方が
有効である

② 問題を深掘りするには垂直思考と水平思考の二つのアプローチがあり、
特に因果関係を捉えるにはプロジェクト・サイクル・マネージメント手法(PCM手法)が有効である

 

PCM法では、まず自分の課題一つ選び、その問題の原因をいくつか挙げていきます。その原因のさらなる原因を垂直に考えていきます。そして最後にその原因を反転させると解決策が浮かび上がってきます。
生徒たちは「成績が落ちたが、どうすればよいか」、「自分の探究テーマ」の二つの課題についてPCM法で問題を深掘りしました。

 

生徒からは「よい手法を教えていただいたので、他の場面にも応用してみたい」「探究の手法として使いたい」などという感想が聞かれました。

 

最後に、データを調べるのに有益なウェブサイトも教えていただきました。
今後、生徒たちはそれらのデータを活用し、学園祭のポスター発表に向けてさらに探究を深めていきます。