～世界の最先端とつながる～オックスフォード大学リード先生によるオンライン特別講義開催

～世界の最先端とつながる～
オックスフォード大学ロジャー・リード先生によるオンライン特別講義　開催

１２月１６日（水）

金属工学の世界的な権威であるオックスフォード大学のロジャー・リード先生が、南高生に特別講義を行ってくださいました。

島根大学・次世代たたら共創センターのご協力により、スーパーサイエンスハイスクール（SSH）の本校を対象に、今回の特別講義が実現しました。イギリスとつながるため夕方の遅い時間の開催となりましたが、２年生理数科で金属分野の課題研究を進めている生徒たちのほか多くの参加希望があり当日は約１００名の生徒の参加がありました。

リード先生の専門は耐熱超合金の研究です。超合金は航空用や発電用をはじめとするガスタービンのタービンブレードなど、高度な耐熱性が必要とされる部位に用いられる合金です。当日はリード先生のご講義の他、リード研究室の研究員トニー・タン先生が、付加製造、すなわち金属３Dプリンターに用いる新しい超合金について、実験等を交えてプレゼンテーションを行ってくださいました。レーザーを使う３Dプリンターを用いて、金属の粉から様々な部品を作るのですが、その過程でクリープやひび割れなどに強いものをどのように作るのか、色々な試行錯誤についてもお話がありました。

１年生も大勢参加した講演会。あとの質疑応答もすべて英語でしたが、生徒は終始とても集中して話を聞いていました。リード先生は講演後の質疑応答のなかで、専門分野のお話の他にも、「サイエンティストの卵」として今の高校生に必要なことを伝えてくださいました。

講演後、世界のトップサイエンティストと直接話ができた「ワクワクの体験」に、生徒たちは目を輝かせて思いを語り合っていました。